日本酒全体の製造量の中で「純米酒系」が急激に伸びている!

  • 2016.03.05 Saturday
  • 15:31


2014年2月19日に、この「多酒創論」アッブした「純米酒系とアル添酒系日本酒の占有率推移(アルコール分20度換算)」という記事の中で、平成16酒造年度(16BY)から平成24酒造年度(24BY)まで9年間の「特定名称酒の純米酒系とアル添酒系(醸造アルコール添加酒)の製造数量の推移をグラフで表わし、両者の占有率が、22BYに逆転、その後、両者の差は開くばかりになっていることを書いたが、その後、25BYは更にその差が広がり、2018年3月に発表された最新26BYの国税庁発表データでは、純米酒系が予想以上に伸び、その占有率は22.0%というこれまでの最高値を記録、アル添酒も若干増えたものの、その差は、6.2ポイントに開き、10年前の両者の差4.7ポイントを逆転したうえで、超えてしまっている。更に、日本酒全体に占める特定名称酒の比率は37.8%にまでアップ、特定名称酒対特定名称以外の酒の比率は、4対6に近い差に縮まってきている。この10年間の推移を概観すると、前半5年は同じような増減率で純米酒系が伸び、アル添酒系が減ったことから、21BYにはほぼ同率となり、その後は、アル添酒系は横這いの状況が続く中、純米酒系は、急激な上昇カーブを描いて急増、26BYには、純米酒系が日本酒全体の22%を占めるほど増えている。これは、消費者の純米酒系日本酒のニーズが急速に高まっていることを表し、国内の日本酒市場が純米酒系日本酒にシフトしていることを物語っている。下のグラフに示す26BYの両者の占有率は、1年前に筆者が予想したものだが、純米酒系は予想を遥かに上回り、前年比2.9%アップという急増振りを示している。こうした傾向は、ますます強まることが予想されることから、20年後くらいには、特定名称酒対特定名称以外の酒の比率が逆転、50年後には、特定名称以外の酒は市場から消え去り、100年後には、全ての日本酒が純米酒系になっている可能性があることを否定できないくらいの、近年の純米酒系日本酒の目覚ましい伸び率である。


 
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