全国の「全量純米蔵」を紹介する週刊誌の記事連載がスタート

  • 2014.05.01 Thursday
  • 04:49



2014年5月1日発売の「週刊朝日」に新しく「純米礼賛」という巻末グラビア特集の連載が始まった。この連載は、全国の「全量純米蔵」を紹介する企画で、今後、1年間に全国50蔵程度を掲載するシリーズである。第1回目は、日本で初めて全量純米化したことで知られる埼玉県の神亀酒造株式会社が紹介されている。



この企画は、筆者が監修に携わっているが、「純米礼賛」を連載するにあたり、問題となったのは、「全量純米蔵」の定義である。酒税法が規定する「純米酒」の要件は、’鯤董∧討海Δ元擇喊紊鮓粁舛箸靴得渋い靴神脅鬚如香味及び色沢が良好なもの。原料米が農産物検査法による検査基準で3等以上に格付けされた米であること。9輅盥隋頁鯤討僚杜未紡个垢襪海Δ己討僚杜未粒箙隋砲15%以上であること。じ矯猯遡召良充┐龍畧椶垢訃貊蠅棒妻栃盥腓鯤擦擦読充┐垢襪海函の4条件を満たす必要があるが、市場には、その要件を満たさない純米造りの酒が存在している。例えば、最近、各地の酒蔵が商品化し始めた等外米で仕込んだ酒である。つい最近も、山口県の旭酒造株式会社が「獺祭」等外という酒の販売を開始したが、こうした酒は、酒税法上では「純米酒」に該当しないことから、「純米酒」を名乗れないが、酒としては、れっきとした純米造りの酒である。他にも、「純米酒」に該当する「米だけの酒」という商品も販売されている。ところが、ややこしい話しだが、市場には「純米酒」に該当しない「米だけの酒」も存在するのである。これも、れっきとした純米造りの酒だが、そのほとんどが液化仕込みで造られた酒で、「純米酒」である要件を満たしていない麹歩合15%未満の酒である。つまり、コストをかけないで造った経済酒であり、等外米で造った「純米酒」を名乗れない酒とは、志が違う酒である。こうした経済酒的「米だけの酒」を製造している酒蔵を排除すべく、「週刊朝日」独自の基準として、純米蔵(純米酒蔵ではない)を「醸造アルコールを添加した清酒を製造及び販売していない酒蔵。但し、酒税法に規定する純米酒に該当しない米だけの酒を製造している酒蔵は除く」と定義している。こうすれば、等外米を使用した酒造りを行っている酒蔵は、「全量純米蔵」として認定できることになり、前述の旭酒造株式会社も掲載対象酒蔵となるのである。現行の酒税法に欠陥や抜け道があることから、「純米酒」に該当しない酒でも、同等の酒質を有する純米造りの酒が存在することを消費者に知らせるべきと考え、「週刊朝日」独自の「全量純米蔵」定義とした次第である。


純米酒ファンの皆様には、日本酒プロデュサー中野 繁・監修の「純米礼賛」にご期待ください。

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