国の暫定基準値を下回る放射性セシウムを含む米を使用した日本酒の残存セシウムは微量

  • 2011.11.26 Saturday
  • 17:38
独立行政法人酒類総合研究所は、酒類製造におけるセシウムの残存に関する研究を行い、国の暫定基準値である500ベクレル/圓諒射性セシウムを含む原料米を使用して日本酒を製造した場合は、20分の1にあたる25ベクレル/堋度の放射性セシウムが残存するとの研究結果を公表した。原料米に放射性セシウムが含まれている場合、そのセシウムは精米や洗米などで減少すると考えられているが、日本酒の製造工程において、原料米の内部に含まれるセシウムに関するデータは存在していなかったので、同研究所は、日本酒の製造工程におけるセシウムの挙動について、原料米に含まれる非放射性セシウムを分析する予備試験を実施した。それによると、精米によるセシウム濃度の変化については、精米歩合70%まで削ると、玄米のセシウム濃度が20%まで減少し、それ以上、精米してもほとんど変化がなかったという。同研究所が行った、精米歩合70%の白米を使用した3圓両仕込み実験の結果、原料の白米および水に含まれていたセシウムは、製成した日本酒へ43%、酒粕へ23%移行し、残りの34%は洗米などの製造工程で除去されたという。今回の研究結果は、非放射性セシウムを使用したものだが、放射性セシウムに関しても同じような結果が現れると仮定すると、500ベクレル/圓諒射性セシウムを含む玄米を使用した場合、精米歩合70%白米には100ベクレル/堋度残り、それを使用して仕込んだ日本酒には25ベクレル/堋度の放射性セシウムが残存する可能性があるとしているが、酒類の放射性セシウムに関する国の暫定基準値は、200ベクレル/圓任△蝓∈2鵑亮存海砲茲觀覯未蓮△修涼佑鯊臧に下回ることになり、暫定基準値を下回って流通される米を使用して醸造された日本酒に含まれる放射性セシウムは、酒類の放射性セシウムに関する国の暫定基準値を上回ることはないとの研究結果である。仮に、500ベクレル/坩幣紊諒射性セシウムを含む米が出たとしても、それは流通されない仕組みになっていることから、今回の実験結果は、実質的に、最大500ベクレル/圓諒射性セシウムを含む米を使用して日本酒を醸造した場合でも、日本酒に残存するセシウムは微量であり、国の酒類の放射性セシウムに関する暫定基準値を大幅に下回ることから「安全である」とのお墨付きを与えたものである。しかし、国民がこれをスンナリと受け入れてくれるかどうかは分からない。なお、原発事故に由来する放射性物資には、放射性セシウムと放射性ヨウ素の2種類あるが、放射性ヨウ素は、半減期が8日程度と短いことから流通された時点で問題ない値にまで下がっていると考えられている。
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