日本酒を製造する酒蔵数はどこまで減り続けるのか

  • 2012.01.21 Saturday
  • 16:11


日本酒の製造数量は昭和48年のピーク時971万石から毎年減り続け、38年後の今、その3分の1に近い340万石にまで減少している。日本酒の消費量が減れば、酒蔵数が減るのは当然で、昭和48年に3,303蔵あった酒蔵が、平成21年には半分以下の1,642蔵にまで減少している。国税庁の統計によれば、戦前の昭和15年頃には約7,000蔵存在した酒蔵が終戦時の昭和20年には半分以下に減り、その後、昭和30年に終戦後のピーク4,021蔵を数えたが、その後は年々減少の一途を辿り、現在の1,642蔵に至っている。この数は、酒造免許を持っている酒蔵数を示しており、実際に、日本酒を製造している酒蔵数は、平成21年で1,302蔵しかないことが国税庁の調査で判明している。つまり、酒造免許を保有していても、340蔵が酒造りをしていないのである。昭和15年から現在に至るまでの日本酒製造免許を保有する酒蔵数の推移を上のグラフに示している(今年の数は推定)が、昭和30年の終戦後ピーク時に比べると、その後の56年間で2,421蔵減ったことになり、平均すると年間43蔵減少している結果がでている。この平均値は、最近2年間の休廃業蔵数82蔵にほぼ符合している。とすれば、このまま年間43蔵減少を続けると仮定すれば、10年後には、1,200蔵近くに減り、20年後には800蔵を切り、30年後には350蔵前後に減る計算となり、50年後まで生き残っている酒蔵がいくつあるのか想像がつかない。需要と供給の関係から、どこかで下げ止りがあると推定されるが、その数がどれくらいに落ち着くのかも見当がつかない。日本酒を製造する酒造業界にとって、これからの20年間が生き残るための正念場になるものと予想される。
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