「酒サムライ」の知名度が低過ぎる

  • 2011.12.02 Friday
  • 11:36

(酒サムライに叙任された、あおい有紀さんといちべえ店主の桂馬定雄さん)

先日、今年の「酒サムライ」に叙任されたフリーアナウンサーあおい有紀さんの就任を祝う会を居酒屋「荻窪いちべえ」で開いたが、参加者の一人から、「最初に案内をもらった時には、酒サムライって何のことか全く分からなかった」と打ち明けられ、ビックリした。私としては、日本酒好きなら誰でも知っているものと思い込んでいたからである。第三者的に判断すれば、おそらく酒造業界及び日本酒業界関係者の一部にしか知られていないのが実情なのかも知れない。「酒サムライ」は、その公式ホームページにも記されているように、各都道府県の若手蔵元で組織する「日本酒造青年協議会」(日青協)が、日本から日本人の“誇り”が失われつつあるとの危惧を感じたことから、「日本酒の誇りを取り戻し、日本酒文化を日本国内のみならず、広く世界に伝えていくために、日本酒を愛し育てるという志を同じくするものの集いとして、6年前の平成17年に創設したものである。同会では、「今、最も日本文化の誇りを忘れているのは、日本人ではないでしょうか。そして、最も日本酒の誇りを忘れているのも、日本人ではないでしょうか」と訴え、「酒サムライ」の称号を叙任することにより、日本酒や日本の食文化が世界に誇れる文化であることを、広く世界に発信し、伝えていきたいとの決意を表明しているが、「日本酒の誇り」とは一体何なのか、抽象的過ぎて分かりにくい。はっきりしているのは、かつては「日本酒に誇りがあったが、今は失われつつある」ということである。こうした経緯から生まれた「酒サムライ」の叙任は、6回目を迎え、今年も6人が叙任され、「酒サムライ」叙任者は計33人となった。うち14人が外語人で日本人は19名である。男女別では、男性が27名、女性は6名となっているが、「酒サムライ」という称号は、女性には相応しくない。「サムライ」とは本来、男性を言い表すものであり、女性の「サムライ」は存在しないし不自然である。女性には、今年の流行語大賞にもなった「なでしこジャパン」から引用して、「酒ナデシコ」という称号の方が相応しいのではないだろうか。いずれにしても、「酒サムライ」の知名度は、余りにも低過ぎる。日本人の大多数が知らないと言っても過言ではないであろう。日青協の“志”は理解できるが、もう少し世間にアピールしないと、発信力は弱く、日本酒の誇りを取り戻そうとするにはパワーが足りない。叙任者の人選にも問題がある。真に日本酒の普及に貢献してきた人がほとんど選ばれていない。例えば、建築家の篠田次郎氏などは最適任者である。外国人はともかくとして、料亭やレストランなどの料理人やシェフが多過ぎる。料理人は日本酒を広めることが仕事の一部であり、「酒サムライ」の称号が相応しいとは思えない。今、最も「酒サムライ」の称号に相応しいのは、元サッカー選手の中田英寿氏であろう。各地の酒蔵を訪ねたり日本酒イベントに顔を出したり、その行動は、日本酒の普及と振興に大きく貢献している。彼が「酒サムライ」に就任すれば、「酒サムライ」の知名度は、飛躍的にアップすること間違いなしである。
叙任は、来年でも遅くはない・・・。

「酒サムライ」公式ホームページ
http://www.sakesamurai.jp
「あおい有紀」オフィシャルブログ
http://ameblo.jp/blue-snow927/
「中田英寿」公式ホームページ
http://nakata.net/jp/
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