純米大吟醸酒「新九郎」美郷錦 磨き三割七分 誕生!

  • 2016.10.01 Saturday
  • 11:30
「美郷錦」は、「山田錦」を母に「美山錦」を父にもつ秋田県大潟村産まれの酒米です。 両親の特性をしっかり受け継いだ「美郷錦」は、心地よく引き締まった酸味と、フルーツを思わせる清々しく華やかな香りと旨みを兼ね備えています。その「美郷錦」を精米歩合37%まで磨き、兵庫県姫路市で「白鷺の城」を醸造している田中酒造場が精魂込めて醸したのが純米大吟醸「新九郎」です。この蔵には、全国でも数台しか無いと言われている「天秤搾り」という昔ながらの槽で搾る圧搾機があり、小仕込みの大吟醸や純米大吟醸クラスの酒の搾りに使われていますが、この純米大吟醸酒「新九郎」も「天秤搾り」でゆっくりと醪を搾ったのが特徴です。 酒名の「新九郎」は、「飛露喜」や「一白水成」、「賀茂金秀」などをネーミングしたことで知られる、日本酒プロデュサー 中野 繁が、日本男児を代表する凛々しい名前の一つとして命名したものです。 純米大吟醸「新九郎」は、この春に搾った酒を一度だけ火入れして半年間貯蔵したもので、表示はしていませんが、中身は「ひやおろし」でもあります。今回は、純米大吟醸「新九郎」の1800ml詰めと720ml詰めを、フルネットのホームページで夫々100本限定販売します。愛酒家の皆様には、「美郷錦」で醸した純米大吟醸酒の深い味わいを、お楽しみください。
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    日本酒全体の製造量の中で「純米酒系」が急激に伸びている!

    • 2016.03.05 Saturday
    • 15:31


    2014年2月19日に、この「多酒創論」アッブした「純米酒系とアル添酒系日本酒の占有率推移(アルコール分20度換算)」という記事の中で、平成16酒造年度(16BY)から平成24酒造年度(24BY)まで9年間の「特定名称酒の純米酒系とアル添酒系(醸造アルコール添加酒)の製造数量の推移をグラフで表わし、両者の占有率が、22BYに逆転、その後、両者の差は開くばかりになっていることを書いたが、その後、25BYは更にその差が広がり、2018年3月に発表された最新26BYの国税庁発表データでは、純米酒系が予想以上に伸び、その占有率は22.0%というこれまでの最高値を記録、アル添酒も若干増えたものの、その差は、6.2ポイントに開き、10年前の両者の差4.7ポイントを逆転したうえで、超えてしまっている。更に、日本酒全体に占める特定名称酒の比率は37.8%にまでアップ、特定名称酒対特定名称以外の酒の比率は、4対6に近い差に縮まってきている。この10年間の推移を概観すると、前半5年は同じような増減率で純米酒系が伸び、アル添酒系が減ったことから、21BYにはほぼ同率となり、その後は、アル添酒系は横這いの状況が続く中、純米酒系は、急激な上昇カーブを描いて急増、26BYには、純米酒系が日本酒全体の22%を占めるほど増えている。これは、消費者の純米酒系日本酒のニーズが急速に高まっていることを表し、国内の日本酒市場が純米酒系日本酒にシフトしていることを物語っている。下のグラフに示す26BYの両者の占有率は、1年前に筆者が予想したものだが、純米酒系は予想を遥かに上回り、前年比2.9%アップという急増振りを示している。こうした傾向は、ますます強まることが予想されることから、20年後くらいには、特定名称酒対特定名称以外の酒の比率が逆転、50年後には、特定名称以外の酒は市場から消え去り、100年後には、全ての日本酒が純米酒系になっている可能性があることを否定できないくらいの、近年の純米酒系日本酒の目覚ましい伸び率である。


     
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      都道府県別“お酒が強いか弱いか”ランキング

      • 2016.02.07 Sunday
      • 08:30


      アメリカのシカゴ大学などが行なった、陽電子放出断層撮影によるアルコールの臨床研究によれば、アルコールを飲むと、大脳辺縁系に3種類の反応が現れることが分かったという。大脳辺縁系は、食欲、性欲、睡眠欲、意欲などの本能、情緒、夢、記憶や自律神経の活動に深く関わっている重要な部分である。研究の結果、大脳辺縁系が反応して陽気になる人、大脳辺縁系に反応せずに気分が沈む人、その中間で雰囲気によって酒をうまく感じたり、まずく感じたりする人に分かれたという。

      世の中には、底なしの酒豪もいれば、おちょこ1杯で顔が真っ赤になる人もいるが、それは、アルコールがアルコール脱水素酵素(ADH)によって有害なアセトアルデヒド(CH3CHO)になり、アセトアルデヒドは、アセトアルデヒド分解酵素(ALDH)によって無害な酢酸(CH3COOH)に分解されるからである。ALDHという酵素には、ALDH1とALDH2の2種類があり、アセトアルデヒドを主に分解するのはALDH2の方で、ALDH2の働きが強い人は、アセトアルデヒドを分解する速度が速く、アルコールへの耐性が高いので酒が強い人に分類される。反対に、ALDH2の働きが弱い人は、アセトアルデヒドの分解速度が遅く、アルコールへの耐性が低いので酒が弱い人に分類される。

      ALDHという酵素は、20種類あるアミノ酸がつながったタンパク質で、ALDHのアミノ酸がどのような配列になるかを決めているのは、遺伝子である。ALDH2は534個のアミノ酸から出来ているが、ALDH2の504番目のアミノ酸はグルタミン酸になっている。ところが、ALDH2の働きが弱い人、つまり酒が弱い人は、ALDH2の504番目のアミノ酸がリジンになっているという。ALDH2の働きが、人によって強かったり弱かったりするのは、わずか1個のアミノ酸の配列の違いで、酒が強いか弱いかの分かれ目になるという研究結果だが、実に不思議な話である。

      この研究から、日本人は欧米人に比べて、酒が弱いことがわかる。酒が強い人種をALDH2活性型といい、酒が弱い人種をALDH2低活性型というが、欧米人は体格や肝臓が相対的に大きく、少量の飲酒後に顔面が紅潮したり、動悸・頭痛が起きるフラッシング反応が小さいので、酒が強いALDH2活性型に分類される。一方、日本人のおよそ半数は、体格や肝臓のハンディがあり、フラッシング反応も大きいALDH2低活性型に分類されるので、欧米人に比べて日本人の方が酒に弱いことになるが、日本人でも、酒が強いか弱いかの地域差がある。

      筑波大学の原田勝二教授らによるALDH2活性型の研究により、下の表に示す通り、都道府県別にお酒に強いか弱いかのランキングが発表されている。これはあくまで「お酒に強い遺伝子を持って生まれてくる確率」のランキングであり、「大酒飲みの人が多い県のランキング」ではく、“飲んでも潰れにくい人” “飲もうと思えば結構飲める人”が生まれてくる確率が高いですよ、という意味である。

      酒が強いベスト3は、秋田県、岩手県、鹿児島県、酒が弱いベスト3は、三重県、愛知県、石川県で、特徴として、中部、近畿、中国地区は下戸が多く、
      中部、近畿、中国地区から離れるほど酒豪が多くなる傾向が見られる。酒が強いか弱いかは、先祖代々、遺伝による生まれつきの体質が決めている。貴方の知り合いの酒豪や下戸は、何県出身の方ですか?ランキングと一致しているかどうか、チェックしてみるのも面白いが、自分は、上戸なのか下戸なのか、自分の体質をよく知り、うまい料理を肴に、愉しく酒を味わいたいものである。

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        新しい日本酒の搾り方として人気の「笊籬採り」とはどんな技法か?

        • 2016.01.31 Sunday
        • 22:51



        最近、「笊籬(いかき)採り」というユニークな技法で搾った日本酒が人気を集めている。「笊籬採り」とは、奈良県御所(ごせ)市にある油長(ゆうちょう)酒造株式会社が室町時代から江戸時代にかけての酒造文書資料にある「笊籬」という清酒造りの技法からヒントを得て、7年もの歳月をかけて独自に研究開発を重ねて復活させた日本酒の搾り方である。しかし、その具体的且つ詳細な技法は、あまり知られていない。ネットで検索すると「笊籬採りとは、醪の中に笊籬状の金属製のスクリーンを沈めることによって醪から酒と酒粕を分離する技法で、これまでの袋吊りの欠点を補う利点があります」などと書かれている。しかし、この説明だけでは、笊籬採りをイメージすることは難しく、どのような技法なのかよくわからない。特に「笊籬状の金属製のスクリーン」というものがどんなものかわからず、愛酒家や酒造業界関係者にも詳しく理解されていない。先般、筆者は、油長酒造株式会社を訪問する機会を得、同社の山本嘉彦社長から「笊籬採り」について詳しい説明を受けると共に、「笊籬状の金属製スクリーン」を実際に目にしてきたので、「笊籬採り」の技法を詳しく説明する。(下の写真は2015年12月の油長酒造訪問時の山本社長と筆者)



        油長酒造は、享保4年(1719年)に創業、296年の歴史を誇る奈良県下でも比較的大きな酒蔵で、現在は、代表銘柄「風の森」を醸造している。「風の森」ブランドは、「すべて手造り」、「無濾過無加水生酒」が特徴で、2001年からは、原料米に山田錦や雄町と奈良県産のアキツホ、キヌヒカリ等を使用して、純米酒、純米吟醸、純米大吟醸のみを仕込み、搾りは「笊籬採り」と自動圧搾機のエア圧力を抑えた「しぼり華」を併用している。「笊籬採り」の技法の概要は前述の通りだが、具体的には、仕込みタンクの中にある醪の中に、直径20cm、長さ2m程度の笊籬状のステンレス製の丸い筒を沈めることにより、醪の中に存在する圧力で醪中の液体部分が筒の中に流れ込む現象を利用、これを繰り返すことにより醪を酒と酒粕に分離するもので、人工的に圧力をかけない状態で筒の中に流入してきた酒をタンク外の空気に触れさせることなく搾ることが出来る画期的な技法である。袋吊りによる搾り方では、袋から長時間にわたり滲みだした酒が周囲の空気に触れて酸化し、同時に香気成分も揮散するという大きな欠点があったが、笊籬採りは、大切に育てた醪の風味をそのままに、香気成分を揮散させず、旨味成分を壊すこともなく、袋吊りの欠点を全て補っている。



        「笊籬状のステンレス製の丸い筒」を更に詳しく説明すると、それは、ステンレス製の丸い筒に穴をあけたのではなく、ステンレス製の四角くて極細の棒を縦横に編み込んでメッシュ状に溶接したものである。つまり、「笊籬」とは、ザルのことであり、「笊籬状のステンレス製の丸い筒」とは、竹の変わりにステンレスの細い棒で編んだザルを意味している。実際には、この「ステンレス製の丸い筒」を醪の中に入れるとすぐに目詰まりを起こすので、目詰まり防止用に袋吊りで使用するような化学繊維の布で作った袋でステンレス製の丸い筒を包んでいる。最終的に「ステンレス製の丸い筒」に浸透して溜まった酒は、下図のように、サイフォンの原理を利用して空気に触れないように貯蔵タンクに移すのが一連の「笊籬採り」の工程である。



        「風の森」に占める「笊籬採り」の酒は、全体の5%に満たないそうである。「笊籬採り」の酒は、炭酸ガスの含有率が高くなっていて開栓時に「シュポッ!」とガスが抜ける音がするのが特徴である。「風の森」笊籬採りシリーズは、商品アイテムとして8種類あり、毎年秋口のみ1回だけの出荷しているが、近年は人気が高く、仕入れた酒販店では、すぐに売切れてしまうという。山本社長によれば、「笊籬採り」を進化させた、更に新しい搾り方を開発したそうで、それは道具を一切使わない技法で「氷結採り」といい、特許申請中だという。「氷結採り」の酒は、2015年12月下旬に「風の森 ALPHA TYPE4」という商品名で発売されている。

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          酒蔵のタンクにアートを見る!

          • 2015.08.15 Saturday
          • 09:45



          2015年8月12日(水)に訪問した岐阜県各務原市で日本酒「百十郎」や「榮一」を醸造している株式会社 林本店の酒蔵で珍しいものを目にした。それは、一本の琺瑯タンクの表面に描かれたの演目「猩々」の舞い姿で、同社の林 里榮子社長は、「私が生れる前からいつまでも色あせず、酒蔵を見守っていてくれます・・・」と語っている。通常は、暗い酒蔵の中にあり、青か緑色の無機質なタンクの表面がアートになっているのに驚かされ、思わずアイフォンのシャッターを押してしまった。これまでの酒蔵巡りの中で、タンクに文字や模様などを描いたものは見たことがあるが、これほど見事なアートを見たのは始めてである。そこで、この絵が描かれた背景を調べてみたところ、「酒」と関係があり、「酒蔵の商売繁盛」を祈願したものであることが判明した。猩々(しょうじょう)とは、古典書物に記された架空の動物で、の演目である「猩々」は、真っ赤な能装束で飾った猩々が、に浮かれながら舞い謡うもので、シンプルな内容のストーリーを追いかけることから、祝賀、慶賀の雰囲気を現すことが主眼とされ、そのあらすじは以下のとおりである。「昔、揚子江の傍らにある金山に、親孝行者の高風という男が住んでいた。高風は、市場で酒を売れば多くの富を得るだろうという、神妙な夢を見てお告げに従い市場で酒を売り始める。酒売りは順調に進んだが、毎日、高風の店に買いに来る客の中に、いくら飲んでも顔色が変わらず、酒に酔う様子がない者がいたという。不思議に思った高風が名前を尋ねると、自分は猩々と言う海中に住む者だと答えて立ち去った。そこで高風は、美しい月夜の晩、川辺で酒を用意し猩々を待っていると、水中の波間より猩々が現れ、共に酒を酌み交わし、を踊り、やがて猩々は、高風のを褒め、のように尽きる事がない酒壷を与えて帰っていく」というもので、装束は、足袋以外はことごとく赤色で、頭については赤毛のみの頭を使うとされ、面は、顔に赤い彩色をほどこし、目元と口元に笑みをうかべた猩々という専用の面が使用されるという。まさに、タンクに描かれているのは、高風と猩々が相舞している場面で、最前面には、猩々が高風に贈ったとされる酒壷が描かれている。この場面を酒蔵のタンクに描いた人は、の演目「猩々」にあやかり、「お酒の商売が富み栄える」=「商売繁盛」を祈願したものと思われる。それにしても、酒蔵のタンクに「猩々」の舞い姿を描くとは、素晴らしい発想とセンスである。タンクの右下には「昭和27年9月、小泉光雲筆」と記されていることから、63年前に描かれたものである。ネットで検索しても、小泉光雲なる人物はヒットしないが、構図の見事さや格調高く繊細なタッチから見て、相当な力量の絵師だったと思われる。酒壷の下の部分にタンクの呑み口が重なっているのも心憎い描き方である。酒蔵にとっては、貴重な美術品でありお宝でもある。林社長によれば、このタンクで実際に酒を仕込んだことがないそうで、訪問した際には、「いつか、このタンクで仕込んでみたいです・・・」と語っておられた。近い将来、この絵をラベルにした「猩々タンク仕込み」の日本酒が発売されるかも知れない・・・。

          ■「猩々」タンクがある酒蔵
          株式会社  林本店  〒504-0958 岐阜県各務原市那加新加納町2239 TEL.058-382-1238/FAX.058-383-3315

          http://www.eiichi.co.jp/
           

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            全国の全量純米蔵を紹介する「週刊朝日」の連載終了!

            • 2015.04.11 Saturday
            • 15:54



            昨年5月から始まった、全国の全量純米蔵を紹介する「週刊朝日」の巻末グラビア特集「純米礼賛」は、今週号(2015年4月7日発売)をもって全48回の掲載が終了した。第1回目は、日本で初めて全量純米化したことで知られる埼玉県の神亀酒造株式会社を掲載、その後、12月末には山口県の旭酒造株式会社を掲載、最後に京都府の玉乃光酒造株式会社を掲載して最終回を迎えた。1987年に始まった酒蔵の全量純米酒化の波は 少しずつその数を増やし、28年後の2014年末現在で、推定50蔵を数えるまで増えてきたが、酒蔵全体の数から見れば僅か3%程度でしかない、しかし、その数字は、今後大きく増える余地があることを示唆している。2010年に特定名称酒の分野で、純米酒の製造量がアル添酒の製造量を逆転して以来、その差は、年々開きつつあり、消費者の嗜好が純米酒にシフトしていることを証明している。今や、日本酒の本流は「純米酒」だと言い切ることも出来る勢いであり、酒蔵の全量純米酒化の流れはますます加速するものと推定される。
            以下は、「純米礼賛」で紹介した全国の全量純米蔵48のリストである。監修:日本酒プロデューサー 中野 繁

            第1回[神亀]純米清酒 神亀酒造株式会社
            第2回[加賀鳶]極寒純米辛口 株式会社福光屋
            第3回[金宝自然酒]山廃純米吟醸 有限会社仁井田本家
            第4回[純青]特別純米山田錦 富久錦株式会社
            第5回[金明]純米 株式会社根上酒造店
            第6回[残草蓬莱]特別純米 大矢孝酒造株式会社
            第7回[るみ子の酒]特別純米酒 合名会社森喜酒造場
            第8回[上善如水]純米大吟醸 白瀧酒造株式会社
            第9回[天の戸]特別純米酒 美稲 浅舞酒造株式会社
            第10回[薩洲正宗]純米酒 薩摩金山蔵株式会社
            第11回[樽平]特別純米酒 金 樽平酒造株式会社
            第12回[山鶴]純米酒 株式会社中本酒造店
            第13回[赤石]たれくち 純米吟醸 太陽酒造株式会社
            第14回[梵]特撰 純米大吟醸 合資会社加藤吉平商店
            第15回[信濃錦]命まるごと 合資会社宮島酒店
            第16回[新政]純米 ヴィリジアンラベル 新政酒造株式会社
            第17回[旭龍]純米大吟醸 生酒 松尾酒造有限会社
            第18回[よしのとも]純米酒 純 吉乃友酒造有限会社
            第19回[秋鹿]山廃純米 無濾過生原酒 秋鹿酒造有限会社
            第20回[独楽蔵]玄 円熟純米吟醸 株式会社杜の蔵
            第21回[龍勢]備前雄町 生もと純米 藤井酒造株式会社
            第22回[蒼空]純米酒 藤岡酒造株式会社
            第23回[冨玲]特別純米酒 梅津酒造有限会社
            第24回[五人娘]自然酒 純米生もと 株式会社寺田本家
            第25回[宮寒梅]純米吟醸 45% 合名会社寒梅酒造
            第26回[雁木]純米吟醸 無濾過生原酒 八百新酒造株式会社
            第27回[白隠正宗]山廃純米酒 眦莠鯊こ式会社
            第28回[信濃鶴]純米 酒造株式会社長生社
            第29回[竹泉]醇辛 純米酒 田治米合名会社
            第30回[獅子の里]鮮 活性純米吟醸 松浦酒造有限会社
            第31回[田光]純米吟醸 雄町 合名会社早川酒造
            第32回[山形正宗]辛口 純米 株式会社水戸部酒造
            第33回[郷乃譽]山桃桜 須藤本家株式会社
            第34回[獺祭]純米大吟醸 磨き二割三分 旭酒造株式会社
            第35回[いづみ橋]生もと純米酒 泉橋酒造株式会社
            第36回[楯野川]純米大吟醸 清流 楯の川酒造株式会社
            第37回[奥播磨]純米 スタンダード 株式会社下村酒造店
            第38回[上げ馬]純米吟醸 細川酒造株式会社
            第39回[蔵粋]アマデウス 小原酒造株式会社
            第40回[雲乃井]東雲 純米吟醸 株式会社吉田金右衛門商店
            第41回[今代司]天然水仕込み 純米酒 今代司酒造株式会社
            第42回[笑四季]モンスーン 玉栄生原酒 笑四季酒造株式会社
            第43回[勝山]暁 純米大吟醸 勝山酒造株式会社
            第44回[スクウェア・ワン]純米酒 株式会社桝一市村酒造場
            第45回[山本]純米吟醸 ピュアブラック 山本合名会社
            第46回[越乃雪椿]月の玉響 純米大吟醸 雪椿酒造株式会社
            第47回[原田]純米吟醸 株式会社はつもみぢ
            第48回[玉乃光]純米大吟醸 備前雄町100% 玉乃光酒造株式会社
             

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              日本酒を五感で愉しむ方法

              • 2015.03.12 Thursday
              • 07:49


              全国で数多くの日本酒イベントが開かれているが、会場内に音楽を流しているイベントはほとんど無い。
              人間には、外界を感知するための多種類の感覚機能のうち、古来からの分類による5種類の感覚、すなわち「味覚」、「嗅覚」、「視覚」、「触覚」、「聴覚」の五感(ごかん)があると言われている。通常の日本酒イベントでは、「味覚」、「嗅覚」、「視覚」、「触覚」の四感は誰でも感じて愉しむことが出来るが、「聴覚」だけは特別な配慮を施さなければ愉しめない

              特別な配慮とは、会場内にそれなりの音楽(BGM)を流すことである。それなりの音楽とは、「味覚」の邪魔をしないような軽快且つ明るい音楽である。そうした音楽が適度な音量で耳に入ってくると、「聴覚」と共に他の四感も刺激され、日本酒をより“おいしく”愉しむことが出来る。つまり、人間が有する全ての感覚を使って日本酒を愉しもうとする贅沢な方法である。
              そうした際に、流す音楽は、一般的に歌が入っていない演奏だけのものが良いとする考え方もあるが、「聴覚」を刺激し「脳」に「心地好さ」を伝えるには歌声が入っていた方が良い。但し、日本語の歌声は良くない。それは、耳から入ってくる日本語の意味に意識が引きずられるからで、「聴覚」が他の四感を邪魔してしまうのである。そうしたことから、日本人の「聴覚」を心地好く刺激する歌声は、英語などの外国語の方が良く、曲調は、ミディアムテンポのバラード系が相応しい。




              筆者が運営に関わっている「純米酒フェスティバル」では、純米酒を五感で愉しんでもらうため、毎回、会場内にBGMを流している。但し、オープニングの1曲目だけは、会場内の雰囲気を盛り上げると共に参加者の気分を高揚させるために、やや大きめの音量で流すことにしている。2015年春の開催用に、アメリカの女性歌手によるバラード系の曲を中心に選曲、それらを2時間半切れ目無くノンストップ状態で流すのが特徴である。そのために使用するのが、上の画像に示す、iPhoneやiPad用に開発された無料配布アプリ「Djay2」である。これを使えば、自動的に曲と曲の間隔を空けずに音楽をミックスしてくれる。せっかく日本酒を愉しむのなら、五感で愉しんだ方がより愉しめるはず。2015年4月12日に開催する「純米酒フェスティバル2015春」のオーブニング曲は、シャナイア・トゥエインの「Forever and For Always」を選んだ・・・。
              アメリカ西海岸を連想させる、カラッとした軽快な名曲である・・・。


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                日本最古の酒蔵がある都道府県は茨城県ではない!

                • 2015.02.11 Wednesday
                • 14:37


                昨年5月の「多酒創論」で、筆者が監修者となり、2014年5月1日発売の「週刊朝日」に新しく1年間続く「純米礼賛」という巻末グラビア特集の連載が始まり、第1回目は、日本で初めて全量純米化したことで知られる埼玉県の神亀酒造株式会社を掲載したことを書いたが、その後、昨年末には「獺祭」の旭酒造を掲載、2015年2月10日発行の「純米礼賛」には第40回目として福井県の吉田金右衛門商店を掲載、4月まであと10回程度続く予定である。昨年12月には、第33回目として茨城県で代表銘柄「郷乃譽」を醸造している全量純米蔵の須藤本家株式会社を掲載したが、同社を掲載するにあたっての取材過程で新事実を知る機会を得た。日本酒業界では、以前から、須藤本家株式会社の創業が平安時代の1141年(874年前)であることから、同社が「日本最古の酒蔵」として知られてきたが、同社の須藤源右衛門社長は、それを否定、「当社ではなく奈良県の酒蔵だ」と発言、「純米礼賛」の紹介文には「日本最古の酒蔵という記述はしないでほしい」との申入れがあったので、意向通り記載しなかった経緯がある。


                上の画像は、加藤忠一氏の著書・淡彩スケッチで描く「関東の酒蔵二百十七景」から引用させていただきました。

                その後、須藤社長が名指しした奈良県の酒蔵を調べてみたところ、その蔵のホームページには、「寛保2年(1742年)に第五代当主が当時三輪山・大御輪寺の本尊であった国宝十一面観音に天蓋を寄贈しました」と書いてあるだけで、創業年の記載がなかったことから最古である確証が得られなかった。第五代当主が1742年に存命していたとすれば、初代は、1500年前後と考えられ、須藤本家の創業1141年より後と考えられる。しかし、日本酒の歴史から考察しても、平安時代初期に編纂された「延喜式」(えんぎしき)に書かれている「米」、「麹」、「水」で酒を仕込む方法や中世の寺院で醸造され、当時、高い評価を受けていた「僧坊酒」などがあり、高野山の「天野酒」や奈良、平城の「菩提泉」がとくに有名であったことから、「日本最古の酒蔵」は、奈良県にあったと言われれば納得できる。今、インターネットを検索しても、多くのサイトが「日本最古の酒蔵は、茨城県の須藤本家」だと書いているが、同社の須藤社長本人が「当社ではない」と否定し、「奈良県の酒蔵」だと釈明しているので、同社ではないないことは確かである。こうした「日本最古の酒蔵はどこか?」に関して、雑誌「dancyu」が、2015年3月号に掲載している「日本酒検定」60問の中の第46問目に、「日本最古の酒蔵がある都道府県はどこか?」という問題を出題、奈良県、茨城県、兵庫県、新潟県などから正解を選ぶようになっている。「dancyu」は、「日本最古の歴史を持つ蔵元は、茨城県にある須藤本家で、あまりに古いため創業年は不明。1141年に酒造りが行なわれていたことだけが確認されているそうです」として茨城県を正解としているが、これは前述の通り間違いである。正解を選ぶとすれば、奈良県になるが、確たる証拠が無いので、こうした問題を日本酒検定に出題するのは妥当ではない。
                dancyuの「日本酒検定」は、下のアドレスにアクセスすれば、試すことが出来る。
                http://dancyu.president.co.jp/kentei/
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                  勝谷誠彦氏が日本酒の日に「獺祭・天翔ける日の本の酒」を上梓

                  • 2014.09.24 Wednesday
                  • 08:18



                  山口県で「獺祭」を醸造している旭酒造株式会社の桜井博志社長の著書「逆境経営」が話題になりベストセラーになっているが、今度は、コラムニスト兼コメンテーターの勝谷誠彦氏が新刊「獺祭・天翔ける日の本の酒」を10月1日に上梓する。かつて、月刊誌に「にっぽん蔵々紀行」という連載を書いていた同氏は、日本全国の酒蔵をめぐったことで、あらためて日本酒に魅了された酒徒で、「獺祭・天翔ける日の本の酒」は、桜井社長の古い友人として詳細に書き下ろした「獺祭」物語である。



                  発行元から届いたプレスリリースには『このたび、日本酒をもっとも知る男、勝谷誠彦が、あの「獺祭」の物語を上梓いたしました。今でこそ安倍首相がオバマ大統領に、日本のお土産として贈り、世界21カ国に輸出されている「獺祭」ですが、勝谷誠彦が「獺祭」と出会った20年前は、酒蔵としての存続が危ぶまれるような危機を迎えていました。この20 年間、業界自体が低迷し、多くの地酒メーカーが廃業するなか、奇跡の成長を遂げたのが「獺祭」を醸す旭酒造です。』と書いてあり、本の表紙に巻かれた帯には、「内閣総理大臣 安倍晋三」の名前入りで『私の故郷山口の山奥で造られている「獺祭」が、今、世界各地で飲まれています。この、地方の力が、日本の底力なのです。』と記されている。私事ながら、勝谷氏の友人として、小生の名前も登場する・・・。■発行元:西日本出版社■判型:四六判上製・204ページ■価格:1,500円+消費税
                  フルネットのホームページからも注文できます。(送料無料)
                  http://www.fullnet.co.jp/book_katsuya_dassai/index.html

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                    「獺祭」の旭酒造と富士通が連携して山田錦の生産量拡大を目指し栽培技術の見える化を開始

                    • 2014.09.09 Tuesday
                    • 16:39


                    山口県で代表銘柄「獺祭」を醸造している旭酒造株式会社と富士通株式会社は、8月4日、報道陣向けの記者会見を行い、原料となる酒造好適米「山田錦」の生産量不足に対応するため、インターネット経由でデータを運用する食・農クラウド「Akisai(アキサイ:秋彩)」を活用した取組みを開始したと発表した。この取組みは、両社と農家が連携して山田錦の製造ノウハウを蓄積することにより、そこで得た知見を全国の農家に提供し、山田錦の生産量拡大を目指すものである。クラウドとは、データを自分のパソコンや携帯端末などではなく、インターネット上に保存する使い方やサービスのことで、自宅、会社、外出先など、さまざまな環境のパソコンや携帯端末からでもデータを閲覧、編集、アップロードすることができる概念を指しており、生産分野では、作業や収穫、出荷等の計画と実績の集計・分析などをサポートする。食・農クラウド「Akisai」は、経営・生産・品質の見える化とともに\源裟向上(単位面積当たり収量アップ)高品質/ブランド化(販売数量・単価アップ)9蘯益ポートフォリオ作成(収益率アップ)た卦就農人材早期育成(規模拡大)等の収益改善に貢献するという。現在、山田錦は兵庫県で最も多く生産されており、国内の生産量の8割を占めている。次いで、福岡県、岡山県、徳島県、佐賀県の順に生産量が多く東北地方の南側から九州地方まで全国30府県で生産されている。旭酒造は、山田錦の栽培における作業実績と生産コストの見える化を目的とし、今年4月から山口県内の2生産者に「農業生産管理クラウドサービス(SaaS)」と「マルチセンシングネットワーク」を導入、現在は、「栽培実績情報の収集・蓄積」と「環境情報の収集」を行っている段階で、今後は、収集したデータを活用・共有し、「生産量増加と新規生産者でも安定した栽培・収穫の実現」を目指している。農業生産管理SaaSでは、「いつ、どの圃場で、どのような作業を行ったか」という日々の作業実績や、使用した農薬、肥料、資材、草丈、茎数など稲の生育状況、収穫時の収穫量や品質等をパソコンやスマートフォン、タブレットなどに記録することで、栽培技術の見える化を支援、マルチセンシングネットワークでは、圃場に設置したセンサーを使用して、気温、湿度、土壌温度、土壌水分、電気伝導度を1時間ごとに自動で収集し記録するほか、毎日正午に定点カメラにより稲の生育の様子を撮影することで環境情報の収集を行う。記録されたデータは、富士通が管理するサーバー上で保管され、同社による収集や分析が行われた後、生産上のノウハウや栽培暦として農家に還元する。両社は今秋の収穫後、栽培成績の良かった作業実績を参考にした手引きを作成、生産コストも作業実績から算出し今後の栽培に生かすという。現在、全国の山田錦の年間生産量は約33万俵程度で、農家の高齢化や担い手不足のほか、栽培が難しいため新規生産者が増えにくいという課題があり、旭酒造も年間8万俵の山田錦を必要としているが、前期はその半分の4万俵の調達にとどまっている。旭酒造によれば、農家側には、「農業技術の将来への不安や酒蔵による購入への不安により、生産の存続や新規参入に踏み込めないでいる」現状があるといい、同社は、この状況を改善すべく、「Akisai」を導入、「山田錦の生産量や農家が少ない現状を打破し、長期的に安定した山田錦の調達を実現したい」と願っている。これにより、「栽培ノウハウの共有」と「契約生産者の経営安定化」、「新規農家の増加」、「地域特化型の山田錦栽培暦の質向上」を支援し、「将来は、日本全体で現在の2倍に近い60万俵の山田錦生産を実現したい」という。この取組みは、これまでアナログ的な栽培方法を続けてきた米造りをデータに基づきデジタル化しようとする試みであり、安倍政権が掲げる農業の6次産業化を後押ししている。
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